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女子力という虐待 - 飲み込みなめらか スピリチュアル

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女子力という虐待

少し前ですが、少女を地下室に監禁し、自分好みの女性に育てて結婚しようともくろんだ
海外の男性のドキュメンタリーを
見ました。


少女は逆らうと暴力を振るわれ、もう絶対にここから出られないことを悟った時

男性に極力笑顔を見せるようになったと言います。


男性に嫌われないことが、生きる唯一の道だからです。


そして男性に「あなたを信頼している」「受け入れている」「好き」という態度を見せ、
男性の機嫌を良くすることで、何とか過ごしやすさを手に入れていたと言います。


服は男性が外の世界で買ってくる、男性好みの服。

食料はまとめ買いされたハンバーガーなど偏った食事。


少女は痩せていて、外の世界を知らないまま成長していきました。


きっと男性にはそれが理想だったのでしょう、

外の世界を知った「大人の女性」ではなく、いつまでも無力な「女の子」でいてほしいと。


結局男性は、笑顔の裏でずっと隙をうかがっていた少女に脱走され、警察に捕まったようです。


大変ひどい話ですが、





でもこれ、日本の女性に今何かと突きつけられている価値観、

「女子力」と、あまり変わりがないようにも思えました。


(photo by 菲爾Phil )




女子力アップの方法を調べてみました。
するとやはり


・いつも笑顔でいること
・あなたを受け入れている、頼りにしているわという姿勢を見せること


とありました。


ファッションも旬を意識した男性ウケの良い服の特集や、メイク術で溢れています。
中には「○○のシチュエーションで男性ウケの良い返事の仕方ベスト5」
といったものもあります。


なぜそこまで合わせなければいけないのでしょう。


やはりそれは、「男性に好かれていた方が生きやすい」という発想があるからではないでしょうか。


監禁されていた少女の発想と根本は変わらない気がします。


女子力の高い食べ物とは何でしょうか。

パンケーキやマカロン、オシャレなカフェで出てくるような軽食でしょうか。


私の知人はいつも女子力の高いものを食べてはフェイスブックにアップし、
食事が極端に偏っている印象です。
彼女は慢性的にダイエットをして痩せた体をキープしています。


女性は男性よりも学歴や収入が上で無い方が望ましい、
女性が男性よりも世の中のことを知っていては男性のプライドを傷つける

という昔から言われている一般論も、何だか悲しい気がします。


男性に気に入られないと女性はどうなるのでしょう。

「行き遅れ」や「売れ残り」になって幸せをつかめない、という
ある種の脅しによって、随分と窮屈な条件を突きつけられているように思います。


「女子力」というだけあって、やはり「女の子」、
自分で幸せを決められる「大人の女性」にはどうかならないでくれ、
という意図を読み取ってしまうのは、私の考えすぎでしょうか。


監禁から抜け出した少女は勇敢で、知恵を備えた素晴らしい女性だと思います。
自分の人生を歩むことを、何年かかってでも諦めなかった強さに敬意を表したいと思います。



最後に、インドの聖人アンマが女性の人権について述べた言葉をご紹介します。




「捕獲された子象は逃げないように丈夫な綱や鎖でつながれます。野生を自由に動き回るのが
象の習性ですから、子象は本能的にその全ての力を振り絞って綱を断ち切ろうとします。


しかし、まだ子象にはそれをするだけの十分な力がありません。ですから最後には
努力が無駄なことを悟り、諦めてしまいます。


その後、子象が大きく成長し、綱を断ち切ることが出来るようになっても、心が過去の失敗によって条件付けられているので自由になろうと努力することは全くありません。


これと同じことが女性にも起こっているのです。


社会は女性が強くなることを許しません。


女性を搾取し服従させるために過去に男性によって作られた古い習慣が今もなお続いています。

女性は自分の心によって自己催眠をかけられてしまっています。
その催眠状態から抜け出るためには、自分で自分を救い出すしか方法はありません」


(2002年スイスの国連総会議場で行われた「宗教・霊性の女性指導者による世界平和会議」でのスピーチより抜粋)





私達がマニュアルに沿わず、社会の価値観にも媚びない振る舞いをした時、
人はそれを「女子力が低い」と笑うかもしれません。


繰り返すうちに、自分は価値の無い人間だと自己催眠に陥り、抜け出すのが怖くなるかもしれません。


しかし、監禁から少女は自分で抜け出したように、

象は綱を自力で断ち切る力があるように


私達にも、押さえつけられた価値観が窮屈なときは
堂々と「No」と言える強さが実はあることを、忘れずにいたいものですね。



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